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会社が競争で勝つために必要なKFSという考えを、簡単解説

大前研一さん著の企業参謀ノートに載っているKFSという考え方が、会社が競争で勝つために超役に立つって感じたのでまとめた。
ぜひ経営者なら知っておこう。

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KFSとは?

KFSとは、Key Factor for Success の略である。
意味は、大前研一さん曰く

勝負に勝つために「ココはハズしてはならない」というキーポイントがある。それがKFSだ。 参照 企業参謀ノートより

つまり、ビジネスにはここを押さえれば勝てるっていうポイントがあるのだ。そこを経営者は見つけ、徹底的に注力することが大事なのである。
実際に例を見てみよう。

KFSの例

企業参謀ノートより、携帯業界を例を見てみよう。

携帯が誕生した頃 → いかに小型化できるかがKFS
95年頃 → 通話圏の広さがKFS               
2000年頃 → 使用者数がKFS                
2006年頃 → 価格(通話料)がKFS
2010年頃 → iphoneスマートフォンがKFS


携帯業界のKFSは、時代ごとに大きく変化してきたのがわかるだろう。
特に、ソフトバンクはきちんとKFSをとらえていたと、私は思う。
ソフトバンクが携帯業界に参入したとき、ソフトバンク同士通話し放題というサービスで価格を下げ、一気にシェアを奪い、その後phoneの独占販売で、さらにシェアを拡大した。
ソフトバンクが、後発ながらここまでシェアを拡大できたのは、まさにKFSをきちんと押さえていたからではないだろうか。

3. KFSの見つけ方

続いて、どうKFSを見つけるかを説明したい。

大前研一さん曰く、

一つの企業が営む事業のKFSを考える場合、カギは必ずしも、その企業が直接手を下している部分にあるとは限らないのだ。KFSを探そうとするときはむしろ、原材料からサービスまですべての要素を一貫して考える必要がある。

つまり、事業全体を一つ一つ見てみろってことである。

その方法として、企業参謀ノートでは、企業活動をステップで分けてみることを提唱している。

【企業活動のステップ】
上流
・原料確保
・生産設備
・設計
・生産技術・技術特許
・品揃え
・販売力・販売網
・サービス
下流

この企業活動ステップはあくまで一例である。
ぜひ、自分の事業も企業活動ステップに分けてみて下さい。

4. KFSで大事なこと

企業活動ステップに分け、KFSを見つけた後が、とっても重要。

KFSを見つけたら、KFSに注力し、死にもの狂いで徹底的にKFSを制覇するのだ。
他の企業活動ステップは全て後回しにするのである。
全部の企業ステップを良くしようと欲張ると、経営資源が足りなくなり、KFSを取ることができなくなってしまう。

あれこれもやらないと不安になるだろうが、安心してほしい。

大前研一さん曰く

まずトップに踊り出て、その後、トップゆえへの収益構造を利用して、残るプロセスを固めていくという企業ほど成功しているのだ

5.まとめ

勝負に勝つためのKFSが必ず存在する。
経営者は、企業活動を分解し、KFSを発見し、死に物狂いで制覇せよ。
それが競争で勝つためのKFSという考えである。
ぜひ、実践してみてほしい。